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半音と全音

こんにちは!管楽器音楽教室ミュージックアカデミーラファーレ、フルート講師の疋田です。
今回は「半音」と「全音」の違いについてご紹介します。
よく「シャープは半音上げて、フラットは半音下げる」という言葉を耳にしませんか?何気なく「全音」や「半音」という言葉を使っているかもしれませんが、明確な定義を知るとより曲の雰囲気をつかみやすくなったり調性の理解が深まりますよ!

全音と半音
「全音」「半音」という言葉は、音と音の距離のことを指します。
ピアノの鍵盤を思い浮かべてください。全音とは1つ鍵盤を挟んで隣の音、半音とはすぐ隣の鍵盤の音です。

つまり例えばドとレは全音、ファとファ♯は半音になることがわかります。ここで「全音は白鍵または黒鍵どうし、半音は白鍵と黒鍵の組み合わせになるんだなぁ」と思った方も多いと思います。
しかしシとドはどうでしょうか?ピアノの鍵盤を見ると、1つも鍵盤を挟まずにすぐ隣同士の音ですね!白鍵と白鍵でもすぐ隣の音なので、シとドの幅は「半音」ということになります。

 

全音と半音、どのくらい違うの?
鍵盤上で見るとたった1,2個の鍵盤の違いですが、実際はどのくらい違うのでしょうか?
今レッスンで取り組んでいる曲の臨時記号(♯や♭)を全部なくして演奏してみるとわかりやすいですね笑
明るくて楽しいはずの曲が急に暗い音楽になったり、落ち着いた曲なのに一部分だけ明るくなったり、アラビアのような響きになってしまったり…

ほんの少しの違いですが音にするとこんなに曲の雰囲気が変わってしまいます。この全音・半音の違いが曲の中で良いアクセントとなるため、臨時記号を守って楽譜通りに演奏することはとても大事なんです!

スケールは全音と半音の組み合わせ!
今紹介した「全音」と「半音」の区別がつくと楽譜を見なくても、自分でスケール(音階)が作れるようになります!
まず明るい響きの長調は、
全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音
暗い響きの短調は
全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音
で構成されています。一番シンプルな長調ドレミファソラシドと短調ラシドレミファソラを実際に弾いてみると、この音の幅で並んでいることがわかりますね。
他の調でもこの並びは変わらないので是非確かめてみてください!

今回は「全音」と「半音」の違いをご紹介しました!色々な音程の幅を感じるのには、実際に演奏することが一番の近道なので自由に演奏して響きを体験してくださいね!

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