ゆっくりの練習が大切な理由
こんにちは。池袋から2駅!ミュージックアカデミー ラファーレの堀川です。
ピアノがどんどん上手になるために、もっとも大切な練習法である「ゆっくり弾くこと」について、わかりやすく説明します。
ピアノを練習していると、「早くあの曲をスラスラ弾けるようになりたい!」と気持ちが焦ってしまうこともありますよね。
ですが、実は上手になるための一番の近道は、あえてスピードを落として練習することです。
「急がば回れ」という言葉があるように、なぜ「ゆっくり」がそれほどまでに大切なのかをお話しします。
正しい指の動かし方を体に覚えさせるため
ピアノを弾くとき、あなたの頭の中では指に対して「次はこの音を弾いて!」と、とても細かいサインを出し続けています。
速く弾きすぎると、このサインが指の動きに追いつかなくなって、指がもつれたり、違う音を弾いてしまったりします。
できない速さで無理に弾き続けてしまうと、間違った指の動きや力みまでセットで体が覚えてしまい、後から直すのがとても大変になってしまいます。
「ゆっくり」弾くことで、あたまが指に正しいサインを送るための、たっぷりと余裕のある時間が生まれます。
これにより、正しい音とリズムがセットになって、体の中にしっかりと刻み込まれます。
一度覚えたら忘れない「一生ものの技術」を作るために、ゆったりした速さから丁寧に進めてみましょう。
無駄な力を抜いて楽に弾くため
速いテンポで無理に指を動かそうとすると、どうしても肩や手首にグッと力が入ってしまいがちです。
この「力が入りすぎた状態」は、指の動きを邪魔するだけでなく、手をいためてしまう原因にもなります。
「ゆっくり」弾くことで、自分の肩や手首がリラックスできているか、一音ずつ確認しながら弾くことができます。
手首をやわらかく使い、指の重みを自然に鍵盤に乗せられているか、自分の体の使い方を丁寧に見直してみてください。
無駄な力を抜いて、楽に動かせるようになれば、最終的にはどんなに速い曲でもスラスラと、さらに美しく弾きこなせるようになります。
練習のときには、大きな深呼吸をしてから鍵盤に手を置くと、体がリラックスしやすくなりますよ。
次に出す音を頭の中でしっかり理解するため
ゆっくり練習することの大きなメリットは、次に自分が「何の音を弾くのか」を、頭の中ではっきりとイメージできるようになることです。
速さに流されず、一音一音を確認しながら弾くことで、次にくる音の高さや指の番号をあたまがしっかり理解し、準備を整えることができます。このとき、弾いているメロディを自分の口で歌ってみると、次に出す音が頭の中でよりはっきりと整理されるようになります。
このように、頭の中での理解ができるようになると、自信を持って音を鳴らせるようになります。音の響きを自分の耳でよく聴きながら、あたま・声・指のすべてを一致させるように弾いてみてください。
まとめ
このように「正しい動き」「リラックス」「あたまの中での理解」を意識した「ゆっくり練習」は、一見遠回りに見えて、実は理想の演奏への一番の近道です。
「うまく弾けないな」と感じたときや、もっときれいに弾きたいと思ったときこそ、一度立ち止まって、じっくりと自分の音を味わうような「ゆっくり練習」の時間を楽しんでみてくださいね。
焦らずコツコツと積み重ねた時間は、必ずあなたの指先から素敵な音色となって返ってきますよ。






