楽曲の種類についてマスターしよう!
こんにちは♪
クラシック音楽を聴いてみよう!とコンサート情報やCDを見た時に、交響曲や協奏曲などたくさんの楽曲の名称を目にしたことはありませんか?
なんとなく「オーケストラの曲みたいだな」「ピアノの曲かな」など分かる方もいるかと思いますが、違いを言われると「なんだろう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません…!
楽曲の種類は本当にたくさんあるのですが、今回はその中でも最も代表的な楽曲について、まとめてお話したいと思います♪
管弦楽曲
オーケストラ(英語)という言葉は多くの方が耳にしたことがあると思いますが、日本語に訳をすると「管弦楽曲」といい、多くの弦楽器・管楽器・打楽器によって指揮者のもとで演奏される音楽のことを指します!
交響曲・交響詩・協奏曲が主に演奏する分野であり、ホールで演奏されるのが一般的です。
そしてオーケストラはオペラ・クラシックバレエ・演劇の伴奏としても用いられますが、この場合は脇役であるため舞台から一段下がった場所で演奏されます♪
交響曲(シンフォニー)
交響曲は管弦楽(オーケストラ)によって演奏される多楽章からなる大規模な楽曲のことを指します!
原則として4つ程度の楽章によって構成され、そのうちの1つがソナタ形式であることが定義となっています。
(ソナタ形式・・・大きく3つの部分から成り立ち、第1部は提示部、第2部は展開部、第3部は再現部という構成。第一部の前に序奏、そして第4部として終結部(コーダ)がつくこともある。)
4つの楽章の説明をしますと、第1楽章にはソナタ形式を置き、第2楽章は比較的に緩やかな音楽で楽器による美しい旋律を聴かせます。
第3楽章は優雅な舞曲を聴かせるようなメヌエット楽章、終楽章はアンサンブルの精度を聞かせるように、アレグロのフィナーレで締めくくるという構成が一般的です。
18世紀前半にハイドンによって形式が確立され、この影響からハイドンは「交響曲の父」と呼ばれるようになりました。
協奏曲(コンチェルト)
協奏曲というのはソロ演奏者とオーケストラが共演する器楽曲のことです!
オーケストラをバックにピアノやヴェイオリンといったソロ楽器が華麗なテクニックを披露する協奏曲は、クラシック音楽の中でも華やかで人気のある楽曲ですよ♪
ほとんどの協奏曲は交響曲のソナタ形式の第3楽章を除いた、3つの楽章で構成されています。
1番の特徴は曲中に「カデンツァ」といわれる独奏部分があることで、このカデンツァがあることによりソロ演奏者は演奏技術を十分に披露することができます。
交響曲とはまた違った魅力がたくさん詰まっていますね♪
室内楽
室内楽は、弦楽器、管楽器、ピアノなどによる少人数の合奏音楽で、各楽器が対等の独奏性をもって演奏されるものです!
別名、チェンバーミュージックとも呼ばれます。
チェンバーとは宮殿の広間のことを意味し、もともとは教会や宮廷の広間などで演奏された少数楽器の重奏の音楽のことです。
(声楽が入ることも!)
人数は2〜10人くらいで楽器の組み合わせがたくさんあるので、ここで代表的な編成をご紹介致しましょう♪
ピアノ三重奏・・・ヴァイオリン、チェロ、ピアノ
弦楽四重奏・・・ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ
ピアノ五重奏・・・ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ
木管五重奏・・・クラリネット、フルート、オーボエ、ホルン、ファゴット
金管五重奏・・・トランペット2本、ホルン、トロンボーン、チューバ
今回はクラシック音楽を聴く上でよく目にするであろう楽曲の種類をご紹介致しました。
どれも主要なものですが、上記以外にもオペラやバレエ音楽など楽曲の種類はたくさんあります!
楽曲によって特色が違うので、ぜひ色んな楽曲を聴いてみてくださいね♪