家庭で出来るリトミック
こんにちは!
本日のブログは ミュージックアカデミー ラファーレのピアノ講師 有川がお届けいたします。
コロナウイルスの影響で保育園幼稚園、学校も休校になってしまい、
外出できないお子様は退屈、遊びに行くにもどこにも行けない・・・
そんな方のために、ご家庭でも実践できるリトミックをご紹介します。
ピアノなどの楽器がご自宅にないご家庭でも大丈夫!
身近にある道具を使って、ご家庭でリトミックは簡単にできます。
身体
一番身近な楽器とも言える「身体」。
声を出したり、手を叩いたり、或いは親子でスキンシップを取りながら…いろいろな方法があります!
・「ビートをからだで感じよう」
大人は膝を伸ばして座り、膝の上に同じ向きで子どもが乗ります。
大人は膝を上下に動かしましょう。
4分音符の長さで「トントン」、2分音符の長さで「ゆ〜らり ゆ〜らり」
付点のリズムで「パッカパッカ」など、様々なリズムで応用できます。
ビートの揺れを子どもと一緒に体感することをねらいとしたリトミックです!
これならまだ歩けない年齢の小さなお子様とも簡単にできそうですね。
・振り付きの歌
「アイアイ」「アルプス一万尺」「パンダうさぎコアラ」など、振り付けや手遊びが一緒になって知られている曲、
幼稚園や保育園でも歌われることが多く、他にもたくさんの曲がありますよね。
音楽に合わせて「歌い」そして「身体を動かす」という複数の物事を同時に行うことは、子どもにとって脳にとてもいい刺激を与えます。
「上手にリズムに乗れているね」「腕が真っすぐ伸びているね」など声をかけてあげると、子どもは自分の姿も意識するようになります。
保護者が歌の速度を変化させてみるなど、歌い方を工夫しても面白いです。
身体で音楽を感じながら、親子で楽しみましょう!
スカーフ
色とりどりで手触りのいいスカーフ。
100円ショップでも簡単に手に入ります。
大きめのバンダナや薄手のハンカチでも代用可能です。
リトミック教室でも使用頻度が高い道具のひとつです。
・「とんぼのめがね」に合わせて
スカーフを左右に優しく揺らしながら、とんぼの飛んでいる様子を表現して歌ってみましょう。
曲想を表現することは、音楽をする上で大切な要素のひとつです。
・「強い風・弱い風」
子どもと保護者、それぞれスカーフの端と端を持ち、スカーフを揺らして風の強弱を表現します。
「強い風だ!」「今度はそよ風が吹いているよ〜」など、保護者は指示を出してあげましょう。
指示を聞いて判断し、身体を使って強弱を表現することを狙いとしたリトミックです。
慣れてきたら指示と指示の感覚を狭めると盛り上がります!
ロープ
活動に合わせて長さを調節して使うことが出来ます。
またぐ、持つ、揺らす、引っ張るなど様々な使い方ができます。
・「静と動を感じよう」
子どもと保護者でロープを持ち、「ブルブル〜〜〜」と唱えながら紐を揺らします。
紐は上下左右、自由に揺らしてOK!
保護者が「パッ!」っと言ったら、揺らすのを止めます。
慣れてきたら、合図で紐を止めるだけでなく、好きなポーズで止まったりしても楽しいかもしれませんね。
動くときには、走る、スキップなど色々な動きを組み合わせることで遊びが盛り上がります。
楽器作り
お家にある身近なもので手作り楽器を作ってみましょう!
材料が少なく、手に入りやすい材料で、片付けやすいものをいくつかご紹介します。
・ペットボトルでマラカス
空のペットボトルの中に、ビーズや鈴など、お家にある身近なものを入れて、キャップを閉める、
これだけでオリジナルのマラカスが完成です!
中身を誤飲しないように、蓋の部分を瞬間接着剤などでくっつけてあげると安全です。
中に入れるものの種類によってどんな音の違いがあるか、何種類か作って実験してみても面白いかもしれません。
・ダンボールで太鼓
ダンボールで丸い枠をつくり、クラフトテープを対角線に貼ると、たったこれだけで立派な太鼓の完成。
ダンボール部分には色を塗ったりシールを貼ったりして、自分だけの楽器にしてみましょう!
完成した楽器を使って、即興演奏などしてみても楽しそうですね。
リトミックは、音楽的感性を育むだけでなく、注意力や集中力、コミニュケーション力、想像力・・・
様々な能力を養うことが出来ます。
お家でできる簡単なリトミック、ご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか?