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音楽の専門家ならではの視点から、さまざまな内容で記事を掲載していきます。

これから音楽をはじめる方へ(その3)

こんにちは。
本日で3回めの連載「これから音楽をはじめる方へ」。
JR大塚駅前の音楽教室、「ミュージックアカデミー ラファーレ」にご興味を持っていただいた方のサポートになればと思いますのでぜひお読みください。

楽譜も読めない、指遣いもわからない。
これって音楽をはじめる上での大きなハードルのひとつだと思います。

私の楽器、チューバはヘ音記号。
小学校で習ったト音記号とは勝手が違いますので、最初は「どこが『ド』なの?」と混乱しました。
しかも「B管」(べーかん)楽器。
ちなみにトランペットもよく使われるのはB管の楽器ですが、トランペットの「ド」とピアノの「ド」って違う音なんです。
今日はそういうお話し…いきなり理解できなかったとしても、楽器を始める前に「違う」ということを知っておくだけで、私よりスタートラインがずっと前の方にありますから、ハードルがぐっと下がりますよ。

とりあえず「音」は出た。

前回マウスピースだけで音を出してみました。
これを「バズィング」って言いますが、これができれば基本的に「何かの音」はでます。
「何かの音」ってあえて書いたのは、リコーダーやピアノと違って、無意識に吹くだけでは、最初から出したい音は出ないんです。ちなみに私はお店の楽器で試しましたが、最初に出た音は実音で「ファ」でした。

店員さん「とりあえず何も意識しないで吹いてみましょう」
私「指はどうすればいいですか?」
店員さん「何も押さなくて大丈夫ですよ」
私「ボー」(今思うと「ファー」)
店員さん(拍手)
私(・・;)

出ましたよ、音。
当時の私は何の音かわかりませんでしたが出ました。
でも「ド」じゃない気がする…みたいな。

華麗に「ド」をスルー。
「ド」が「ド」じゃないってどういうこと?

店員さん「今の音は実音で「ファ」の音なのでひとつずつ下がっていきましょう」
私「ファ、ふぁい。」
店員さん「『ミ』の指は1番です」
私「ボー」(たぶんミー)
店員さん「『レ』は1番と2番の同時押しー」
私『ボー」(たぶんレー)
店員さん「次は4番で『ド』ー」
私『ボー』(おそらくドー)
店員さん「最後は全部離して『シのフラットー』」
私「????」
私「(とりあえず)ボー」(シ♭あたりー)

なぜ『ド』を通り過ぎた???????
私の率直な疑問でした。

店員さん「この楽器は『B管』なので、開放の音(指を離したときの音)が「シ♭」なんですよ」
私「へ?「ド」じゃないの??」
店員さん「はい」
私(´・ω・`)

困った顔をした私に説明してくださいました。
B管…正確には「B♭管」。
このB(ベー)の♭の音がシのフラットなんです。

音階ってドイツ語読みなんですね、なのでBは「ベー」。
話題がそれますので音階についてはまた近々お話ししますね。

「実音読み」と「移調読み」

我々が「ド」と呼んでいるものは単に「基準」に過ぎなくて、例えばトランペットだと「B♭」は「ド」と読ませるんです。
これを「移調」と言います。

上の楽譜では実際に私が吹いた音より1オクターブ高い音になりますが、参考ということで違う高さにしてあります。
つまり私は「実音読みの『ファ』」の音が最初にたまたま出た音で、そこから「シ♭」までを下がりながら吹いていったということになります。
それなので店員さんは「実音の」ってわざわざ言ってくれたんですね。

息子はトランペットを試奏しましたが、「ド」から始まっていたんですよね。
そのときは「ソ」まで出たんです。
つまり、移調読みなので私の出た音のオクターブ違いを息子は下から、私は上から吹いたということになります。
オクターブ違いとは言えど、同じ音だったと知ったときは「親子なんだなぁ」と思いました(^^;)

ちなみにチューバの譜読みは、実音読み(B♭=シ♭)でも、移調読み(B♭=ド)でもどっちでも差し支えないとのことです。
楽譜は「C」(ツェー)の音が「ド」として書かれています(『in C』(インツェー))ので、本格的に始めてからは私は「実音読み」で覚えることにしています。
余談ですが、チューバって「B♭管」「C管」「E♭管」「F管」と、種類がたくさんあります。。。
このあたりもまたいつかお話ししますよ…私がチューバに惹かれた理由でもあります。

そんなわけで、一応音は出ました。
ここから私の「音楽ライフ」のすべてが始まったんです…次回はいよいよ「体験レッスン」に行ってきたときの話しです。
皆さんが一番知りたいところかもしれませんので、なるべく丁寧に書きたいと思います。

それではまた。

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