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人前で弾くのが苦手な大人のための心構え

こんにちは!山手線大塚駅から徒歩2分、ミュージックアカデミーラファーレピアノ講師の新林です。
「自分の好きな曲をピアノで弾けるようになった!」そう思ったときに家族や友人の前で披露してみたい、発表会に挑戦してみたい、と思う方も多いでしょう。でもいざ人前に立つと指が震えたり頭が真っ白になったり,…家では弾けたのに…という経験をした方は少なくないはずです。

大人になってからピアノを始めた方や、長くブランクがあった方にとって、人前で弾くのは思っている以上にハードルが高く感じられるものです。
今回は「人前で弾くのが苦手」という方に向けて、少しでも気持ちが楽になる心構えをお伝えします!

 

完璧を目指さなくていい

人前で弾くとなると「間違えないように」「止まらないように」とつい身構えてしまいます。
もちろん練習段階において本番でしっかり弾けるように準備することはとても大切です。でも別に、完璧を目指す必要はありません。

どんな名ピアニストでも本番でミスはします。しかし、誰もそれを気にしたり咎めたりはしません。大して重要ではないからです。演奏を聴く人は、ミスがない演奏ではなくあなたの「気持ちがこもった音楽」を楽しみにしているのです!

多少のミスがあっても何も気にする必要はありません。それよりも大切なのは「曲の雰囲気を大切にすること」や「あなたらしい表現」です。自分の演奏を「誰かへの贈り物」だと思って届ける気持ちで臨むと、緊張も和らぎやすくなります。

 

小さな場数を踏む

いきなり大きな発表会で演奏すると、緊張も強くなります。まずは身近な人に1曲だけ聴いてもらうというのはいかがでしょうか?家族の前で弾く、友達に録音や動画を送る、オンラインで1人にだけ聴いてもらう…などどんなことでも構いません。

小さな経験を重ねることで、「人前で弾くこと」自体に慣れていきます。
もし可能であれば、本番前に何度かリハーサルをしておくのもおすすめです。本番で弾くピアノをあらかじめ触ることでそのピアノに感覚を慣らしておくことができます。

 

緊張は悪いことではない

「緊張してしまう自分はダメ」なんて思っていませんか?
実は、緊張は自然な反応であり音楽を大切に思う気持ちの表れです。

体が少し震えるくらいなら、それがむしろ演奏に集中するエネルギーになります。
その状態でこそ普段ではできないパフォーマンスが出せることもあります。

大切なのは「緊張をなくそう」とすることではなく、「緊張していても弾ける」ようにすることです。
そのために深呼吸やストレッチで体をほぐしたり、弾く前に自分に「大丈夫」と声をかけたりするなど、とても効果的です。

 

経験を重ねて自信につなげる

人前で弾くことがどんなに苦手でも、経験を重ねればいずれは少しずつ自信に繋がっていきます。
初めは小さな挑戦からで十分です。
そして演奏を終えたときにはきっと「思ったよりできた!」「次はこうしたい」など新しい発見があります。

その積み重ねこそが、音楽を続ける楽しさにつながっていきます。

 

まとめ

大人にとって「人前でピアノを弾くこと」は、とても勇気のいることです。
でも、完璧にしなければと恐れることはありません。
音楽を届けたい気持ちがあれば、それは立派な演奏になります。

少しずつ場数を踏みながら、自分らしい音楽を表現していきましょう。

その先には、「弾いてよかった」という充実感と、音楽を共有する喜びが待っています。

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