楽譜を開いて最初に確認すること
こんにちは!大塚駅から徒歩2分!ミュージックアカデミーラファーレの堀川です。
新しい楽譜をもらってピアノの前に座ったとき、いきなり1音目の音符から読み始めていませんか?
実は、ピアノを弾く前に「一番最初に、絶対に確認するべき3つのこと」があります。
ここを見落としたまま弾き始めると、どれだけ一生懸命に音符を読んでも、ミスを繰り返してしまいます。
今回は、その3つのことの中でも、特に重要な「調号(ちょうごう)」について重点的に説明します!
1.楽譜の左端にある「3つのこと」とは?

・音部記号(ト音記号・ヘ音記号): 高い音(主に右手)か、低い音(主に左手)かの確認
・拍子記号(分数のような数字): 「4分の4拍子」や「4分の3拍子」など、リズムの確認調号
・調号(シャープやフラット): 「その曲の中で、特定の音を半音上げる、下げる」の確認
この中で、譜読みの正確さに最も大きく影響するのが3つ目の「調号」です。
ここを最初に正しく理解しておくだけで、弾き直しの無駄な時間を一気に減らすことができます。
2.調号は、楽譜をスッキリ読みやすくするための「共通ルール」

楽譜の最初にシャープやフラットが並んでいるのを見ると、難しそうに感じるかもしれません。
しかし、これは楽譜を読みやすくするための仕組みです。
音楽の「調(キー)」によっては、特定の音を半音上げて、または下げて弾かなければならない決まりがあります。
もし調号がなかったら、曲の中に、毎回出てくるすべての音符の横に、何十個も何百個も#や ♭を書き続けなければいけなくなります。
これでは楽譜がマークだらけになり、非常に読みづらいです。
そのため、「この曲に出てくるこの音は、すべて最初から最後まで#・♭で弾いてください」というルールを、最初にまとめて提示しているのが「調号」です。
3.シャープとフラットがつく「絶対的な順番」

調号に並ぶ#や♭は、ランダムに並んでいるわけではありません。
「増えていく順番」が決まっています!
シャープ#がつく順番
シャープは必ず、以下の順番で1つずつ増えていきます。
ファ ・ ド ・ ソ ・ レ ・ ラ ・ ミ ・ シ
・シャープが1つの曲なら、対象の音は必ず「ファ」だけです。
・シャープが3つの曲なら、対象の音は必ず「ファ・ド・ソ」の3つになります。
いきなり「レ」だけにシャープがつくような例外は、音楽のルール上、絶対にありません。
フラット♭がつく順番
フラットは、シャープのちょうど「真逆」の順番で増えていきます。
シ ・ ミ ・ ラ ・ レ ・ ソ ・ ド ・ ファ
・フラットが1つの曲なら、対象の音は必ず「シ」だけです。
・フラットが2つの曲なら、対象の音は必ず「シ・ミ」の2つになります。
この順番さえ頭に入れておけば、楽譜の最初を見たときに「シャープが3つあるから、ファ・ド・ソに#をつけるんだな」と、一目で瞬時に判断できるようになります。
4.弾く前に「調号の位置」に指を置いておく
楽譜の最初で調号を確認したら、実際に音を出す前にできる、最も効果的な準備があります。
それは、「これから弾く曲の中で、調号がつく音(たとえば『ファ#』の鍵盤など)の上に、あらかじめ指をそっと置いてみる」ことです。
いきなり弾き始めるのではなく、まず「今回の曲は、この調号を使うんだな」と指の感触で確認します。
このほんのわずか数秒の確認を習慣にするだけで、演奏中に「 #や♭をつけ忘れて弾き直す」というミスを防ぐことができます。
まとめ

「楽譜を見て最初に確認する3つのこと」。
これらは、演奏者を迷わせるための暗号ではなく、スムーズに迷わず弾くための大切な道しるべです。
新しい曲に取り組むときは、焦って1音目から弾こうとするのをグッとこらえ、まずは左端にある調号のルールをじっくり確認してください。
仕組みをしっかり理解して、最初に指の準備をしてからスタートする。
この確実なステップが、子供から大人まで、譜読みを一番早く、正確にするための近道です。






