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自分に合った電子ピアノの見つけ方【メリット、デメリット編】

こんにちは♪
家にピアノを置きたいと思ったとき、生ピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノ)にするか、電子ピアノにするか悩みますよね。
金額・部屋の広さ等に余裕がある場合はぜひグランドピアノを!と言いたいところですが、日本の住宅事情を考えてもなかなか難しいところがあるかと思います。しかし、実は電子ピアノを選ぶメリットはたくさんあるのです。
今回は、電子ピアノを購入するメリット、デメリットについてご紹介していきます。

メリット① 低価格で高パフォーマンス

 アップライトピアノで平均約70万円、グランドピアノにおいては平均約200万円が最も売れている価格帯と言われています。ピアノ製造には高い技術と自然素材を多く使用しするため、どうしても高くなりがちです。
対して電子ピアノはこれからレッスンを始める方に人気なモデルでも平均約20万円です。私は自宅での練習用に10万円を切るものを購入しましたが、問題なく弾けてます。ピアノの音色が出せる電化製品のため、ここまで価格を抑えられるのです。

メリット② 防音室不要!いつでも弾ける

 「さぁピアノを弾こう」と思ったとき、アコースティックピアノだと音を出す時間を気にしなければいけません。ですが電子ピアノなら、ヘッドホンを付けて弾けば音漏れの心配が無いです。朝でも夜でも集合住宅でも時間を気にせず弾くことができるのは大きなメリットかと思います。

メリット③ コンパクトな見た目で機能がたくさん

 本体にスタンドが付いていないタイプだと、気軽に持ち運びできるほどのサイズのものも多く出ており、練習しないときはクローゼットのなかに収納することも可能です。スタンドが付いているスリムな作りのものも最近どんどんと出てきているので、リビングに置いてもインテリアの一部として馴染めるほどです(カラーバリエーションも増えてきています)。そんなコンパクトな電子ピアノですが、録音・メトロノーム・自動演奏・いろいろな楽器の音で演奏など、一台でできることがたくさんあります。いろいろな楽器の音を録音して、一人合奏にチャレンジしてみるのもいかがでしょうか。

デメリット① 鍵盤、ペダルが軽い

 アコースティックピアノに比べて、電子ピアノのタッチは軽いなとやはり弾いてみて感じました。レッスン等でアコースティックピアノを弾くとき、強弱の付け方が難しく感じたり、ペダルの踏み込みに必要な強さも変わるため、響きがいつもと違うと感じる可能性があります。
(ただ、まだ指の力が弱い小さい子や、まったくの初心者の方にとっては弾きやすいと感じ、メリットになるかもしれません。)

デメリット② 同時発音数

 電子ピアノには、「最大同時発音数」というものが存在します。これは一度に鳴らすことのできる音の数のことをいい、ペダルで伸ばしている音も含まれます。そのため、最大同時発音数が64音と決まっている電子ピアノを購入した場合、65音目を鳴らしたときには1音目は消えてしまいます。練習する曲のレベルが上がれば上がるほど音数は増えていくので、購入する際に注意が必要です。

デメリット③ 表現の幅

電子ピアノとは、録音されたアコースティックピアノの音をスピーカーから出すものです。そのためどんなに優れているといわれるピアノの音が録音されていたとしても、録音された音しか出せないので、微妙な表現の違いを出すことが難しいです。あと何%優しさをプラスした音で、、、などと極めようとしたときにそれができない(機能的に)もどかしさを感じるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。購入する際、何を重要視するかが、アコースティックピアノと電子ピアノのどちらが今の自分に合っているかを考える軸になるかと思います。ぜひ購入の参考にしてみてください♪

【電子ピアノがおすすめ】
初心者:まずは手頃なお値段でピアノを始めたい
上級者:時間を気にせず練習したい

【ピアノがおすすめ】
初心者:設置スペース、費用共に余裕がある
上級者:練習は家のピアノがメイン

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