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自分に合った電子ピアノの見つけ方【電子ピアノってなぁに?編】

こんにちは♪

グランドピアノやアップライトピアノよりもコンパクトで値段も抑えられているものが多い電子ピアノ。最近では初心者だけでなく、プロのピアニストも練習用に購入するほどクオリティが高くなっています。
では、アコースティックピアノとの違いはなんでしょう?また、「最大同時発音数」や「音色数」とはなんのことでしょう?
今回は、電子ピアノの仕組みから用語の意味までご紹介していきます。

2種類のピアノ

ピアノには2種類あります。グランドピアノやアップライトピアノなどのアコースティックピアノ(生ピアノ)と、電子ピアノです(デジタルピアノ)です。
アコースティックピアノは、ハンマーで弦を叩いて音を出します。鍵盤をたたくと、その鍵盤につながっているハンマーが弦(ミュージックワイヤー)をたたくことで音が出ます。
電子ピアノは、デジタル技術を使ってアコースティックピアノの音を再現して出します。
鍵盤をたたくとセンサーが読み取り、録音された音がスピーカーから出ます。

 

アコースティックピアノと電子ピアノの違い

まず1つ目は、音の出し方です。さきほど書いたように、弦をたたいて音を出すか、録音された音を出すかの違いがあります。
2つ目は、弾き心地です。グランドピアノ>アップライトピアノ>電子ピアノの順で重さが違います。最近では本物のピアノに近い紹介されている電子ピアノもありますが、比べるとやはり軽いなと感じました。
3つ目は、調律の有無です。アコースティックピアノの場合、少なくとも年に1回は調律を行わなければ状態を保つことができません。対して電子ピアノはピアノといっても機械ですので、調律の必要はありません。

最大同時発音数、音色数

電子ピアノの機能説明欄を読んでみると、「最大同時発音数」「ピアノ音色数」と記載があります。これらは何を意味しているのでしょう。
「最大同時発音数」とは、同時に出せる音の上限数です。一度に押した数だけでなく、ペダルを踏んで伸びている音も加算されます。そして、忘れてはいけないのが、電子ピアノ1台につきスピーカーは左右2個ついていることが大半なので、引いた鍵盤の数×2の発音数となります。記載されている最大同時発音数を超えて弾くと、先に鳴らした音から順に消えていきます。多いに越したことはないですが、64音〜128音くらいあると基本的なピアノ曲の演奏には問題ありません。
「音色数」とは、演奏できる楽器の音色の数です。アコースティックピアノはそのピアノの音しか出せないので1つですが、電子ピアノでは様々なピアノの音以外にもオルガンやマリンバなど他の楽器の音も出すことができます。

 

今回は電子ピアノについて、アコースティックピアノと比較しながらご紹介いたしました。
次回は電子ピアノのメリット・デメリットについてご紹介いたします♪

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