小さい音(pp)をきれいに出すためのコントロール練習
こんにちは!JR大塚駅から徒歩2分、ミュージックアカデミーラファーレピアノ講師の新林です。
ピアノを弾いていて、「小さい音が全然響かない」「
弱い音=軽い音 ではない
「力を抜けば弱い音になる」と考えられがちですが、
よくある失敗とその原因
ppを苦手とする理由には、いくつかの共通点があります。
まず1つ目は、指先がカサついた硬い音になってしまう というケースです。これは指先の支えがなく、
2つ目は、音量の差がうまくつけられない という悩みです。
3つ目は、弱くしたつもりが音がほとんど出ないという状態です。
これら3つの問題はすべて、「鍵盤をゆっくり沈める意識」と「
おすすめ練習①:音をゆっくり下ろす
1つの音だけを、できる限りゆっくり沈めて弾きます。
おすすめ練習②:音を支えながらキープする
音を出したら、そのまま5秒キープ。
おすすめ練習③:音量の段階練習
右手で ppp → pp → p → mp → mf → mp → p → pp のように段階的に変化させます。
ppを磨くと演奏が大きく変わる
弱い音がコントロールできると、
- フレーズの表情が豊かになる
- 客席を惹きつける静の場面が作れる
- forte がより映える
- 曲の奥行きが生まれる
特にクラシックでは、
小さな音を丁寧に磨くことは、
まとめ
小さい音(pp)をきれいに響かせるためには、
◎ ゆっくり沈める
◎ 支える脱力
◎ 同じ質の音を再現する
この3つが鍵になります。
今日の練習で、ぜひ1音のコントロールから始めてみてください。
弱い音の中にこそ、ピアノの深い魅力が詰まっています






