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電子ピアノとアコースティックピアノ、どう違うの?知っておきたい7つの違い

こんにちは!
大塚駅から徒歩2分の音楽教室、ミュージックアカデミーラファーレ ピアノ講師の新林です。
ピアノを始めるときに「電子ピアノとアコースティックピアノ、どっちを買えばいいの?」というご相談をよく見かけます。

どちらにもそれぞれの良さがあり、目的や環境によって向き・不向きがあるので、今回は選ぶときに押さえておきたい5つの違いをご紹介します。

① 音の響き

まずアコースティックピアノはハンマーが弦を叩いて音を出す仕組み。本物ならではの深みと余韻のある響きがとても魅力的です!
一方で電子ピアノは実際のピアノの音を録音、再現してスピーカーから再生する仕組み。最近のモデルは高音質で十分な表現力がありますが、繊細なニュアンスや音の広がりはアコースティックに一歩譲ります。

② 鍵盤のタッチ

アコースティックピアノは、鍵盤の重さや打鍵時の反応などが自然で、指先の感覚をしっかりと育ててくれます。
電子ピアノにも「ハンマーアクション」や「木製鍵盤」など、リアルなタッチを再現したモデルもありますが、価格やグレードによって大きく違いがあります。将来本格的に習いたい方は、なるべく自然なタッチに近いものを選ぶのがおすすめです。

③ 音量と時間帯
アコースティックピアノは音が大きいため、マンションや夜間の演奏には配慮が必要です。
消音機能をつけたり防音室を用意する等の方法がありますが、とても費用がかかってしまうのが難点です。
その点、電子ピアノはボリューム調整ができヘッドホンも使えるため、時間を気にせず練習できるのが大きなメリットです。その辺りはご家庭の環境に合わせて選ぶと安心ですね。

④ メンテナンス

アコースティックピアノには年1〜2回の調律が必要で、湿度や設置場所にも注意が必要です。
電子ピアノは調律が不要で、電源を入れればすぐ使える手軽さがあります。ただし、10〜15年ほどで寿命が来ることもあり、買い替えを見据える必要があります。

⑤ 価格

電子ピアノは5万〜20万円台が主流で、手ごろに始められるのが魅力。
アコースティックピアノはアップライトでも新品で50万円以上が目安ですが、その分長く使えて価値も残ります。

続ける意志が固まってから買い替えるという選択肢も勿論あります。

⑥ 移動と設置のしやすさ

電子ピアノはコンパクトで軽く、模様替えや引っ越しの際も比較的ラクに対応することができます。
しかしアコースティックピアノはとても重量があり設置場所や床の強度なども注意しなければいけません。
また、移動させる時は専門業者による運搬も必要になってくることが多いです。

⑦ 音楽表現の幅

アコースティックピアノは音の強弱や余韻のコントロールがしやすく、表現力の幅がとても広いのが特徴です。
電子ピアノにも多彩な音色や録音機能などの便利な機能がありますが、発表会などの本番やコンクール等を見据えた演奏としてはアコースティックの方に軍配が上がります。

 



それぞれにメリット・デメリットがありますが、「
どんなふうにピアノを楽しみたいか」が選ぶカギになります。
ピアノ選びは、ご自身やご家族の「ピアノとの付き合い方」を考える良いきっかけにもなりますね!

いかがでしたでしょうか?今日は電子ピアノとアコースティックピアノの知っておきたい7つの違いをご紹介しました。
ご希望があれば、当教室でもピアノ選びのご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください!

 

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