昔ピアノを習っていた方へ 〜再開する時の3つのポイント〜

こんにちは！JR山手線大塚駅から徒歩２分、ミュージックアカデミーラファーレピアノ講師の新林です。

「子どもの頃ピアノを習っていたけれど、大人になって弾かなくなった」
そんな経験を持つ方、実はとても多くいらっしゃいます。
最近では、「もう一度始めてみたい」「せっかく習っていたから何か思い出したい」と再スタートを切る大人の生徒さんが増えています。
でも、いざ始めようと思っても、「何から始めたらいい？」「指が動くか心配…」「楽譜なんてもう読めないかも…」と、不安になることもあるかもしれません。

今回は、そんな“ピアノ再開組”のみなさんに向けて再スタートのポイントをお伝えしていきます！

1. ブランクがあっても、体と耳はちゃんと覚えている

ピアノって不思議なもので、何十年ぶりであってもいざ鍵盤に触れてみると「なんだか懐かしい」「手が覚えてる感じがする」——そんな感覚が戻ってくることがよくあります。
小さい頃に培った感覚や記憶は、すぐには消えないんですね。
「できなくなった」と思っていたことが、“眠っていただけ”で再び目を覚ますような瞬間が訪れることも。

ブランクがあっても、焦らず、今の自分のペースで一歩ずつ進めば大丈夫です。

2. 目標を“自分の楽しみ”に置いてみよう

大人になってからピアノを再開する最大の魅力は「自分のために弾けること」です。
受験も発表会もコンクールも関係なく、
「好きだったあの曲をもう一度」「1曲仕上げてみたい」「癒しの時間にしたい」——
そのどれもが立派な目標です。

昔のように「練習しなきゃ」と構えるのではなく、音を楽しむ気持ちを大切にしてみてください。
少しずつ「弾けるようになってきた」「前より自由に楽しめてる」そんな実感が生まれてきます。

3. 以前とはちがう「学び直しの楽しさ」を発見できる

子どもの頃はよくわからなかった作曲家の意図や、表現の奥深さ。
大人になると音楽に対する理解や感じ方も変わってくるからこそ、新しい気づきがたくさんあります。

「この曲、こんなにドラマチックだったんだ」
「昔は苦手だったけど、今はすっと入ってくる」

そんな発見の数々に出会えるのも、大人のピアノ再開の魅力です。
また、少し譜読みが不安な方には、やさしいアレンジや音符の復習からスタートすることもできます。
自分に合った方法で、“今の自分”にフィットする音楽との向き合い方を一緒に見つけていきましょう。

「また弾いてみたい」と思ったその気持ちを大切に

ピアノは、人生のどんなタイミングでも戻ってこれる“居場所”のような存在です。　　　　　　　

それは、うまく弾けるかどうかではなく、「弾いている時間を好きになれるかが一番大切。
昔の自分と比べるのではなく、今の自分が音楽とどう向き合っていきたいか。
その気持ちを大切に、ゆっくり再スタートを切ってみませんか？

「また始めてよかった」と感じていただけるよう、教室でも全力でサポートしてまいります。