練習で「できたつもり」を防ぐ方法
こんにちは!JR大塚駅から徒歩2分、ミュージックアカデミーラファーレピアノ講師の新林です。
「家では弾けていたのに、次の日になると弾けない」
「レッスンで“できてないね”と言われてショック」そんな経験はありませんか?
これは多くの場合、練習で“できたつもり”
ピアノの練習で怖いのは、間違って弾くことよりも、「できたと思い込んで先に進んでしまうこと」。
今回は、“できたつもり”を防ぎ、
「通せた=できた」ではない
最も多い勘違いが、「止まらずに最後まで弾けた=できた」 と思ってしまうことです。
- 音は合っているか
- リズムは安定しているか
- 指使いは毎回同じか
- 音色やバランスは整っているか
こうした要素がそろって初めて「できた」と言えます。
1回うまく通っただけでは、再現性があるとは言えません。
判断基準を“自分の感覚”にしない
練習中は、「なんとなく弾けた気がする」「
しかしこの“気がする”というのはとても危険。
そのため、感覚ではなく具体的なチェックポイントを作ることが大切です。
- メトロノームに合わせて弾けるか
- 同じテンポで3回連続成功するか
- 目を閉じて弾いても指が迷わないか
など条件付きで確認すると、できたつもりを防げます。
ゆっくり弾けないものは、速くも弾けない
テンポを上げると「弾けている気」になりますが、実はゆっくりにするとボロが出ることはよくあります。
本当に身についている部分は、ゆっくりでも音・リズム・動きが崩れません。
逆に、ゆっくり弾けないところは指や頭が追いついていない証拠。
「遅いテンポで完璧に」が、
できたかどうかは「翌日」に分かる
練習したその日は、体も耳も慣れているため、うまくいったように感じやすいものです。
本当に定着しているかどうかは、
何も考えずに弾けるか、迷わず手が動くか。
これができていれば、「できた」と言ってよい状態と言えるでしょう。
録音は“現実”を教えてくれる
できたつもりを防ぐ、最も確実な方法が録音です。
弾いているときの感覚と、客観的に聴いた音は驚くほど違います。
録音を聴くと、
- 音量が均一すぎる
- フレーズが途切れている
- 思ったより雑に聞こえる
といった現実がはっきり分かります。
短いフレーズでいいので、録音→確認を習慣にしましょう。
「できた」の定義を変えよう
本当に上達する人は、
「できた=安定して再現できる」 と考えています。
- どのテンポでも弾ける
- どの日でも同じように弾ける
- 緊張しても大きく崩れない
この状態になって初めて、その部分は“完成”します。
長い道のりではありますが、焦らず着実に積み重ねていくことが大切です。
まとめ
練習で「できたつもり」を防ぐために大切なのは、
- 通せたかどうかで判断しない
- 条件付きで確認する
- ゆっくり弾いてチェックする
- 翌日の状態を見る
- 録音を聞いて客観視する
この5つです。
地道に正直に自分の演奏と向き合うことが、一番の近道になります。
「できたつもり」を減らすほど、演奏は確実に変わっていきますよ






