失敗経験を次に活かせる人・引きずる人の違い― 演奏は“失敗のあと”で差がつく ―
こんにちは!山手線,都電荒川線大塚駅から徒歩2分、ミュージックアカデミーラファーレピアノ講師の新林です。
発表会や本番での失敗は、誰にでもありますよね。
しかし、止まってしまった、音を外した、頭が真っ白になった……
そんな経験をしたあと、”次の本番で大きく成長する人”と”いつまでも自信を失ってしまう人”に分かれることがあります。
この違いは、才能や努力量ではなく、
今日はそんな2つのパターンの人たちそれぞれの違いについてお話しようと思います。
引きずる人の特徴①「失敗=ダメな演奏」と考える
失敗を引きずってしまう人は、
「間違えた=全部ダメだった」と演奏全体を否定しがちです。
しかし実際には、
- 途中まで良い流れだった
- 音楽的に伝わっていた部分がある
- 止まらずに最後まで弾けた
など、失敗以外の要素も必ず存在しています。
それを見ずに、失敗だけに注目すると、
「自分は本番に弱い」という思い込みだけが強くなってしまいます。⠀⠀⠀⠀⠀⠀
活かせる人の特徴①「失敗を具体化できる」
一方、失敗を次に活かせる人は、「なんでダメだったんだろう?」を冷静に考えます。
たとえば、
- 暗譜があいまいだった
- 速いテンポに意識が集中しすぎた
- 緊張で呼吸が浅くなっていた
と、原因を具体的に言葉にできるのが特徴です。
原因が分かれば、次の練習でやるべきことが自然と見えてきます。⠀⠀⠀⠀⠀
引きずる人の特徴② 感情のまま反省する
「悔しい」「恥ずかしい」「もう弾きたくない」
こうした感情はとても自然なものですが、感情だけで反省を終わらせてしまうと、成長につながりません。
「とにかくショックだった」で終わってしまうと、
失敗はただの“嫌な記憶”として残ってしまいます。
活かせる人の特徴② 反省に“期限”がある
失敗を活かせる人は、
いつまでも落ち込まず、反省する時間を区切ることができます。
- その日は気持ちを整理する
- 翌日、冷静に演奏を振り返る
- 次の練習で一つだけ直すことを決める
この流れを作ることで、
失敗は「終わったこと」ではなく、「次への材料」になります。⠀⠀⠀
引きずる人の特徴③ 本番=評価だと思っている
本番を「できたか・できなかったかの場」と考えると、
失敗は強い自己否定につながります。
しかし、演奏の場は成長の途中経過です。
一回の本番ですべてが決まるわけではありませんし、失敗の有無が評価の全てでもありません。⠀⠀⠀⠀⠀
活かせる人の特徴③ 本番を“経験値”と捉えている
失敗を活かせる人は、本番を「今の自分を知る機会」と考えています。
- 緊張するとどうなるか
- どこが崩れやすいか
- どんな準備が足りなかったか
このような事を知れるのは、本番だけです。
だからこそ、失敗も含めてとても大切な経験なのです。
失敗後の大切な声かけ(保護者・周囲へ)
失敗したあとに大切なのは、結果だけを見た言葉ではありません。
×「なんで間違えたの?」
×「もっと練習すればよかったのに」
〇「最後まで弾けたね」
〇「次はどこを直せばよくなりそう?」
このような声かけが、
失敗を“次につながるもの”に変えてくれます。
大切なのは失敗しない事ではなく、その失敗を次に繋げるための行動です。
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まとめ
失敗経験を、
“自分を否定する材料にする”か”成長のヒントにする”かでその後の伸び方は大きく変わります。
- 失敗を具体的に振り返る
- 感情と反省を分ける
- 本番を経験値として捉える
失敗は避けるものではなく、上達の途中に必ず必要な通過点です。
失敗したときにこそ人は実力を試されものです。そのまま落ちていくか、返り咲き輝くかはあなたの失敗への捉え方と行動に懸かっています。
失敗を恐れず、自らの糧として成長していってください!






