本番前に楽譜を見すぎると不安が増える理由
こんにちは!大塚駅から徒歩2分、ミュージックアカデミーラファーレピアノ講師の新林です。
本番直前、なんとなく落ち着かなくて楽譜を開いていませんか?
「念のため確認」「忘れているところがないかチェック」
そのつもりが、かえって不安を強くしてしまうことがあります。
なぜ、確認しているのに不安が増えるのでしょうか。
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楽譜を見ると“間違い探し”が始まる
本番前の心はとても敏感です。
その状態で楽譜を見ると、
- ここ、少しあいまいかも
- この和音、瞬間的に迷うかも
- ここ暗譜大丈夫かな
と、できていない部分ばかりに目が向きやすくなります。
すると頭の中は、「危ないところリスト」でいっぱいになります。
これは安心ではなく、不安の再確認になっている状態です。
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本番直前は入力より安定
直前の時間に必要なのは、新しい情報ではありません。
楽譜を見る行為は、言い換えれば「情報の入力」です。
しかし本番前の脳は、すでに緊張でフル稼働しています。
そこにさらに情報を入れると、整理が追いつきません。
結果として、
- さっきまで弾けていたのに急に不安になる
- 余計なことを思い出して混乱する
という状態になりやすいのです。
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確認したくなるのは悪いこと?
もちろん、楽譜を見ること自体が悪いわけではありません。
問題なのは、“全部確認しよう”とすることです。
全部を完璧に思い出そうとすると、脳はパンクします。
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本番前におすすめの確認方法
もし楽譜を見るなら、次のどれか一つだけにしましょう。
- 一番不安な箇所だけ確認する
- 曲の最初と最後だけ確認する
- フレーズの流れだけ目で追う
ポイントは、確認は短く目的を絞ること。
ダラダラ見続けるのが一番危険です。
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本番前にやるべきことは“減らす”こと
直前に大切なことは、
- 新しいことを増やさない
- 不安材料を増やさない
- 頭の中をシンプルにする
おすすめは、
- 深呼吸を1回
- 最初の1音だけ思い浮かべる
- 一番好きなフレーズを思い出す
これだけで十分です。
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本番は“確認テスト”ではない
本番は、覚えているかどうかを試す場ではありません。
練習で積み重ねてきたものを、そのまま音にする時間です。
直前に焦っても、演奏は大きく変わりません。
むしろ「もうやることはやった」と思える人のほうが、
安定した演奏につながります。
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まとめ
本番前に楽譜を見すぎると、
- 間違い探しが始まる
- 不安材料が増える
- 頭が情報過多になる
確認は、あくまで安心のため。不安を増やすためではありません。
本番直前は、増やすより減らす。
あなたの音楽は、練習の過程で既に体の中に入っています。
あとは、勇気を出して最初の一音を出すだけです !
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