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楽譜ってどうやって読めるようになるの?〜はじめての楽譜読みステップ〜

こんにちは!大塚駅から徒歩2分の音楽教室、ミュージックアカデミーラファーレ ピアノ講師の新林です。
「楽譜が読めるようになるまで、どのくらいかかりますか?」
「うちの子、なかなか楽譜を覚えられないみたいで…」
保護者の方からそんな声を耳にすることがよくあります。

今回は、「楽譜が読めるようになるまでのステップ」について、わかりやすくお伝えします。

そもそも楽譜を読むってどういうこと?

ピアノの楽譜には、「音の高さ(ドレミ)」と「音の長さ(リズム)」が書かれています。
それを目で見て、頭で理解して、指で音を出す——
つまり、「楽譜を読む」というのは、視覚・思考・運動の連携プレーなんですね。
だからこそ、読み方を一気に覚えるのではなく段階的に慣れていくことがとても大切です。

正直が楽譜を読むことの得意不得意は慣れによるところが大きいです。

楽譜を読む具体的なステップ

ステップ1:音の名前に親しむ

まずは、「ドレミ」の音名と鍵盤の位置を一致させていくことから始めます。
例えば、カードを使って「これはドかな?」「レはどこかな?」というようなゲーム感覚で覚えていくと、自然に頭に入りやすいです。
楽譜の五線(ごせん)も、最初はト音記号の「ド」から少しずつ覚えていくので心配はいりません。
最初から全部読む必要はないんです。

ステップ2:リズムを“体で感じる”

音符にはそれぞれ長さがあり、リズムの理解も楽譜読みには不可欠です。
ここでは、手をたたいたり、歩いたり、体を動かして「長さ」を体感していきます。

たとえば、「タン・ウン(四分音符・休符)」や「タタ(八分音符)」など、言葉を使いながら、リズムを遊び感覚で身につけることがコツです。
リトミックなどに参加すると、このような事を楽しく身につけることができます。
当教室でもリトミックはしばしば行っているので是非お気軽にお問い合わせくださいね!

ステップ3:“読む”と“弾く”をつなげる

音名とリズムが少しずつ分かってきたら、いよいよ「楽譜を見て弾く」にチャレンジ!
この段階では、「楽譜を見ながら音を弾く」という作業を、ゆっくり・ていねいに進めていきます。
はじめのうちは、先生や保護者の方が隣で一緒にサポートしてあげるのが大切です。
「今の音はなんだっけ?」と問いかけながら、一緒に考えていくことで、“読みながら弾く力”が少しずつ育っていきます。

ステップ4:繰り返しが“定着”につながる

楽譜読みは、練習を通して自然と身についていく力でもあります。
1回で全て覚えようとせず、何度も同じような譜読みを繰り返すことで、少しずつ「読める」が「読めて分かる」「見ただけで分かる」に変化していきます。

特に子どもは、“できた”という感覚を繰り返すことで、読むことそのものへの苦手意識が薄れていきます。
うまく出来ない事があっても諦めず地道に繰り返してみることで着実に上達へと繋がります。

「読むこと=楽しい!」と感じられることが一番大切

音楽は、本来“感じるもの”であり“楽しむもの”。
そのためにも、楽譜を読むことが「難しいこと」「苦手なこと」にならないよう、教室では一人ひとりのペースに合わせて、無理なく読譜力を育てる工夫をしています。


楽譜が読めるようになると、
● 初めて見る曲にもチャレンジできる
● 好きな曲を自分で弾けるようになる
● 合奏やアンサンブルももっと楽しくなる

など、音楽の世界がぐっと広がっていきます。

「うちの子は覚えるのに時間がかかるみたい…」と不安な方も、どうぞご安心ください。
それぞれのペースで、少しずつ「読めるようになっていく」ことを、私たちは何より大切にしています。

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