暗譜が飛ぶ人に共通する原因と対策
こんにちは!JR大塚駅から徒歩2分、ミュージックアカデミーラファーレピアノ講師の新林です。
発表会や本番の舞台で、「突然、次が分からなくなった」「頭が真っ白になって止まってしまった」
そんな経験をしたことはありませんか?
暗譜が飛ぶのは、記憶力の問題ではありません。
多くの場合、覚え方の偏りが原因です。今回は、暗譜が不安定になりやすい人の共通点と、本番でも飛びにくくなる対策を紹介します。
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原因① 指の動きだけで覚えている
一番多いのが、指の感覚だけに頼った暗譜です。
毎回同じ動きで弾けていると、「覚えた気」になりやすいです。
しかし、緊張や環境の変化でその感覚が途切れると、
対策
- 途中から弾き始める練習をする
- 右手だけ・左手だけで暗譜確認
- ゆっくりテンポで暗譜できるかチェック
「動き」ではなく、構造で覚える意識を持ちましょう。
原因② 曲の流れを理解していない
「なんとなく次に進んでいる」状態だと、一か所崩れたときに立て直せません。
特に、気をつけなければいけないポイントとして、
- 繰り返し
- 転調
- フレーズの区切り
などがあります。
これらを意識せずに弾いていると、暗譜は不安定になります。
対策
- 「ここからサビ」「ここは盛り上がり」など頭の中でしっかりとまとめる。
- フレーズごとに練習するなど、細かく区切って覚える
頭でしっかりと分かっている楽譜の暗譜は、飛びにくくなります。
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原因③ 毎回最初から通す練習ばかりしている
最初から最後まで通せると安心しますが、実はこれも暗譜が飛びやすくなる原因です。
「順番通り」でしか弾けない状態は、もし何か起こって途中で止まってしまうと復帰できなくなります。
対策
- 曲の途中からランダムに弾く
- 難しいところだけ単独で暗譜確認
- 最後のページから練習する
いつでもどこからでも弾ける状態を目指しましょう。
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原因④ 本番を想定した練習が足りない
家ではうまく弾けていても、本番では上手くいかない、、あるあるですよね。
本番では環境・緊張・緊張感がまったく違います。
家だけでの暗譜確認では、どうしても準備不足になりがちです。
対策
- 録音、録画しながら弾く
- お辞儀から本番のつもりで通す
- 家族の前で弾いてみる
「緊張しても弾けるか」を確認することが大切です。
また、録音や録画した演奏を聞き返すことで弾いている時には分からなかった様々な問題点を見つけることができます。
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暗譜を安定させるためのチェックポイント
- 途中の1小節目から弾けるか
- 右手だけで暗譜できるか
- ここが一番危ない場所はどこか分かるか
もし一つでも不安があれば、そこがあなたの暗譜の弱点です。
まとめ
暗譜が飛ぶ原因は、才能の有無ではありません。
覚え方のバランスやコツがすべてです。
- 指だけに頼らない
- 途中から弾く練習をする
- 本番を想定して
暗譜は「覚えること」より、「飛ばないための準備」が大切です。
安心して舞台に立てる暗譜を、少しずつ作っていきましょう。






