シンコペーションとは?
こんにちは!池袋のお隣JR大塚駅から徒歩2分の音楽教室、ミュージックアカデミーラファーレフルート講師の疋田です♪
今回は”シンコペーション”についてのお話です。
”シンコペーション”と聞くと、なんだか難しそうだなぁと思う方もいらっしゃると思いますが、”ノリの良いリズム”のお話だと思って気軽に読んでくださいね!
シンコペーションとは?
シンコペーションとは通常では弱拍にあたる音を強調するリズムのとり方です。
「弱拍が強拍に」、「強拍は弱拍に」ということです!(強拍、弱拍については前回の記事「いろいろな拍子」を見てください♪)
シンコペーションのリズムになる譜例をいくつか見てみましょう!
①本来弱拍の音が次の強拍の音とつながっている
このように二分音符やタイで弱拍と強拍を結ぶことで、元々弱拍であった2拍目と4拍目が強拍(アクセント)になります。
②強拍が休符
どちらの小節も、強拍であるはずの1拍目は休符になっているため2拍目に強拍が移動しています。
2小節目のように1拍目が半拍のみ休符になっている場合も、シンコペーションとなります!
③弱拍にアクセントが付いている
これが一番わかりやすいですね!この場合、楽譜に書いてある通りに演奏すれば、自然とシンコペーションのリズムのとり方になります笑
シンコペーションはどんな効果があるの?
シンコペーションのリズムを使うとどんな風に聞こえると思いますか?
強拍と弱拍が入れ替わることで、リズムに複雑さが出てフレーズ自体が強調されたり音楽に推進力が生まれます!
ここまでたくさん説明してきましたが、文字理解しようとするよりシンコペーションのリズムが取り入れられた曲を実際に聴いてみるほうがシンコペーション独特の雰囲気を感じられると思います。
シンコペーションが多く使われている代表的な曲に、ルロイ・アンダーソン作曲の「シンコペーテッドクロック」という曲でがあります!
音楽の授業やピアノ・エレクトーンの発表会でもよく取り上げられるので聴いたことのある方も多いと思いますが、題名にもなっている”シンコペーション”に注目してもう一度聴いてみてください!シンコペーションだらけです!!
まとめ
今回は”シンコペーション”についてでした!
このリズムは楽譜に「ここシンコペーションですよ〜」と書いてあるわけではないので、自分でシンコペーションのリズムに気づいてアクセントをつけなければなりません。
しかしシンコペーションを使いこなせるようになると、表現の幅や曲の華やかさが一気に増すので是非意識してみてください!